パイロットになるのに有利な大学と学科は? 2

最終更新日 2021年7月18日

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学部

それでは、学部についてはどうでしょうか。パイロットになるには航空工学などを勉強しなくてはいけませんから、理系が有利だと思われている方も多いと思いますが、結論からすると文系・理系の有利不利はありません。自分が興味をもったことが勉強できる学部に進んで大丈夫です。自社養成も航空大学校も文系・理系ともに募集要項に書かれていますし、実際に出身学部は半々といったところです。

航空工学や飛行機・エンジンの構造・気象など理系の知識があった方がよい面はありますが、求められる内容はそこまで難しくありませんし、理系出身の同期がいるので力になってくれるはずです。会社としても色んなバックグラウンドを持つ人が集まっていたほうがよいと考えているはずです。
学生時代に何かに一生懸命に打ち込んだ経験が大切だと思います。現在パイロットをしている人でも学生時代にはスポーツに打ち込み、プロの世界に進むか迷っていた人もいます。
パイロットの訓練

なるべくいい大学へ

勉強だけがすべてではありませんし、他にも重要な要素がたくさんありますが、勉強してきた過程は決して無駄にはなりませんし。勉強に限らず目標に向かって努力できるということは誰にでもできるような簡単なことでは無いからです。
いい大学へ進めば志の高い仲間が周りにたくさんいるでしょう。そういった友人から受ける刺激やネットワークも非常に大切なものだと思います。
パイロットになるための訓練は同期みんなで協力して乗り越えていくものです。イスの数は人数分用意されていますので競争する必要は無いのです。みんなが合格点をとればみんながパイロットになれる世界ですので、競争よりも協力が重要視されます。引きこもって勉強する生活とは少し異なります。

また、パイロットの道を諦めざるをえなくなったときでも、いい大学に進んでおくと選択肢が広がると思います。いい大学の定義は人それぞれだと思いますが、まずは精一杯努力して良い環境で勉強できる学校へ進んでください。それがパイロットになるための一番の近道でしょう。

ただし、以上で述べたことは自費でパイロットのライセンスを取得される方には当てはまらないと思います。それよりも経験や人物が重視されるのではないかと思われます。

゛夢を掴むことというのは一気には出来ません。小さなことを積み重ねることで、いつの日か信じられないような力を、出せるようになっていきます。”
- イチロー - (日本のプロ野球選手)


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