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パイロットの世界 受験対策

パイロットになるのに有利な大学と学科は? 2

学部

それでは、学部についてはどうでしょうか。パイロットになるには航空工学などを勉強しなくてはいけませんから、理系が有利だと思われている方も多いと思いますが、結論からすると文系・理系の有利不利はありません。自分が興味をもったことが勉強できる学部に進んで大丈夫です。自社養成も航空大学校も文系・理系ともに募集要項に書かれていますし、実際に出身学部は半々といったところです。

航空工学や飛行機・エンジンの構造・気象など理系の知識があった方がよい面はありますが、求められる内容はそこまで難しくありませんし、理系出身の同期がいるので力になってくれるはずです。会社としても色んなバックグラウンドを持つ人が集まっていたほうがよいと考えているはずです。
学生時代に何かに一生懸命に打ち込んだ経験が大切だと思います。現在パイロットをしている人でも学生時代にはスポーツに打ち込み、プロの世界に進むか迷っていた人もいます。(パイロットの訓練

なるべくいい大学へ

勉強だけがすべてではありませんし、他にも重要な要素がたくさんありますが、勉強してきた過程は決して無駄にはなりませんし、いい大学へ進めば志の高い仲間も周りにたくさんいるでしょう。そういった友人から受ける刺激やネットワークも非常に大切なものだと思います。
パイロットになるための訓練は同期みんなで協力して乗り越えていくものです。イスの数は人数分用意されていますので競争する必要は無いのです。みんなが合格点をとればみんながパイロットになれる世界ですので、競争よりも協力が重要視されます。引きこもって勉強する生活とは少し異なります。

また、パイロットの道を諦めざるをえなくなったときでも、いい大学に進んでおくと選択肢が広がると思います。いい大学の定義は人それぞれだと思いますが、まずは精一杯努力して良い環境で勉強できる学校へ進んでください。それがパイロットになるための一番の近道でしょう。

ただし、以上で述べたことは自費でパイロットのライセンスを取得される方には当てはまらないと思います。それよりも経験や人物が重視されるのではないかと思われます。

 

゛夢を掴むことというのは一気には出来ません。小さなことを積み重ねることで、いつの日か信じられないような力を、出せるようになっていきます。”

- イチロー - (日本のプロ野球選手)

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作成者: becomeapilot

日系大手エアラインパイロット。
小学校の頃に家族旅行で飛行機に乗って以来パイロットの仕事に憧れてきました。
航空大学校を卒業後に就職。
国内線・国際線に乗務し世界を楽しく飛び回っています。

「パイロットになるのに有利な大学と学科は? 2」への2件の返信

初めまして。記事を読ませていただきました。私は現在大学一年生なのですが、将来はパイロットになりたく、今進学先に迷っています。今の大学は第一志望ではなく、正直気がのりません。このまま今の大学に進んで航空大学校に進学するか、学歴を優先して浪人するかどちらがパイロットになるのに近い道なのか分からず悩んでいます。
ぜひアドバイスをいただけないでしょうか。
急にすみません。

木村英奈 様

はじめまして。ご質問ありがとうございます。
誰でもきっと同じように悩む状況ですね。

さて、ご質問の件ですが、日本でエアラインパイロットになるには、まず航空身体検査に合格できなければなりません。
自分の努力で改善できる項目と、そうでない項目があります。
身体検査に受かる見込みのないまま、航空大学校や自社養成の合格を目指して進路を決定するのはもったいないことです。
まずは、この航空身体検査を受けてみてはいかがでしょうか。

身体検査に問題が無ければ、色々選択肢がありますね。
木村さんは、どんなパイロットになりたいですか。
ANAやJALの自社養成試験は、数次にわたる試験があり、パイロットとしてのみならず社員としてふさわしいかも審査されます。
学歴はある程度有利に働く可能性が大きいです。
航空大学校から大手に受験する場合も、自社養成試験を受験する場合まではいかなくても、学歴は有利に働くと思います。
ただし、航空大学校の2年間で手にする成績でパイロットとしての適性がある程度分かりますので、そこまで気にしなくて大丈夫です。

中堅やLCCなどであれば、パイロットが不足している現状、学歴はあまり関係無いでしょう。
航空大学校を卒業して、事業用操縦士のライセンスを取れば、どこかの航空会社でエアラインパイロットとして働くことができると思います。
私の同期もほぼ全員どこかのエアラインパイロットをしています。
なお、この道のほうが、大手に就職するよりも早く機長昇格できます。

パイロットの試験に最終的に合格できなかった時に、どのような進路を希望するかも検討されていると思います。
その場合、どの選択肢をとれば、自分の納得できる人生を歩めるでしょうか。
もし学費などの状況が許すのであれば、長い人生、1年くらい大した違いにはなりません。
面接の時に、その理由が説明できて、相手も納得すれば全く問題ありません。
熱意はきっと伝わります。
そして、どのような道に進むにせよ、目標に向かって努力したこと自体が必ず自分を成長させてくれます。

パイロットになるのに必要なのは最後まで諦めない情熱だと思います。
このまま頑張ってくださいね。

また何かあれば遠慮なくお問い合わせください。
一緒に飛べる日を楽しみにしています。

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