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エアラインパイロットのやりがい 2

空からの景色

コクピットからの景色。本当にこれに勝るものはなかなか無いな、と思います。
通常ジェット旅客機は高度9000mから12000mくらいの高度で飛んでいます。これくらいの高さだと例えば名古屋上空から太平洋と日本海が同時に見えますし、眼下に広がる地形も地図帳のようににきれいに見えてきます。
移り行く空の景色も絶景です。冬の澄んだ空気の日の関東平野の一面に広がる夜景、満天のプラネタリウム、朝焼けや夕焼け、赤道付近の夏の雄大な積乱雲、雪化粧した姿や紅葉で赤くなる山々、寒々としたシベリア。自然の美しさは見ていて飽きることがありません。

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エアラインパイロットのやりがい

乗客の想い

人生において飛行機を利用するのはどんな時でしょうか。旅行、仕事、留学、転勤、きっと様々な理由で飛行機に乗られていることでしょう。ずっと楽しみにしていた旅行、家族や友人に会いに行くための旅、修学旅行や新婚旅行、大事なプロジェクトを任されての移動、初めての飛行機・海外生活、などその人一人ひとりの想いをもって飛行機に乗ってこられるのだと思います。喜びや期待、ワクワク、驚き、不安・・・そんな一人ひとりの人生のドラマを想像しながら、そのお手伝いをする。また、空港に見送りに来られているかたをはじめ、乗客一人ひとりの周囲の人たちの想いも乗せながら。
絶対の安全を確保しながら、可能な限り快適に、時間通りに。コクピットから乗客の姿は見えませんが常に頭の中では考えながら最高のフライトを提供できるように頑張っています。
そして無事目的地に着いて、何事も無かったかのように飛行機から降りていくお客様の姿をふと見たときに感じる達成感こそが、私のパイロットとしての一番のやりがいです。