エアラインパイロットのやりがい 2

最終更新日 2021年1月30日

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空からの景色

コクピットからの景色。本当にこれに勝るものはなかなか無いな、と思います。
通常ジェット旅客機は高度9000mから12000mくらいの高度で飛んでいます。これくらいの高さだと例えば名古屋上空から太平洋と日本海が同時に見えますし、眼下に広がる地形も地図帳のようににきれいに見えてきます。
移り行く空の景色も絶景です。冬の澄んだ空気の日の関東平野の一面に広がる夜景、満天のプラネタリウム、朝焼けや夕焼け、赤道付近の夏の雄大な積乱雲、雪化粧した姿や紅葉で赤くなる山々、寒々としたシベリア。自然の美しさは見ていて飽きることがありません。

一生勉強

人は簡単に手に入るものには価値をおかない、と言われています。
旅客機の操縦に関しても勉強はここまでやれば大丈夫というものは無く、一生勉強です。航空力学、気象、航空交通管制、操縦テクニック、クルーのマネジメント。。。必要な分野は多岐にわたりますが、勉強すればその分だけフライトにも活かされてきます。
挑戦しがいのある世界だと感じています。

色んな場所に行ける

国内各地・海外の様々な国に行くことができます。行ってすぐに帰ってくることもありますが、たいていは少しその土地を見て回る時間があります。
歴史や遺跡に興味のある人もいますし、各地の食文化に興味のある人もいます。例えば三国志がお好きな方も多いと思いますが、中国各地に行けば三国志にまつわる土地を訪ねられます。私は同じオフィスでじっと座ってデスクワークをしているのは得意ではありませんので、こうして仕事の度にいろんな場所に行けるのは気分転換にもなっていて楽しみの一つです。

”もし仕事というものが、人間にとって生きることのあがないではなく、生きることの目的であったら、人間はどんなに幸福だろう。”
- ロダン - (フランスの彫刻家)