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パイロットの世界

エアラインパイロットのやりがい

乗客の想い

人生において飛行機を利用するのはどんな時でしょうか。旅行、仕事、留学、転勤、きっと様々な理由で飛行機に乗られていることでしょう。ずっと楽しみにしていた旅行、家族や友人に会いに行くための旅、修学旅行や新婚旅行、大事なプロジェクトを任されての移動、初めての飛行機・海外生活、などその人一人ひとりの想いをもって飛行機に乗ってこられるのだと思います。喜びや期待、ワクワク、驚き、不安・・・そんな一人ひとりの人生のドラマを想像しながら、そのお手伝いをする。また、空港に見送りに来られているかたをはじめ、乗客一人ひとりの周囲の人たちの想いも乗せながら。
絶対の安全を確保しながら、可能な限り快適に、時間通りに。コクピットから乗客の姿は見えませんが常に頭の中では考えながら最高のフライトを提供できるように頑張っています。
そして無事目的地に着いて、何事も無かったかのように飛行機から降りていくお客様の姿をふと見たときに感じる達成感こそが、私のパイロットとしての一番のやりがいです。

大好きな飛行機を操縦できる

好きな事をしてお金をもらって生活していけるのは、とても幸せな事だと思います。多くの人にとって仕事というのは人生でもかなり大部分の時間をつぎ込むものでしょう。それが楽しくてやりがいのある事だとしたら人生は全く異なった世界を見せてくれます。朝ベッドから出るのもつらくありません。勉強もやらされる勉強ではなく、興味があるから調べたり勉強したりするようになります。それでいて人の役に立てるのです。

飛行機というのは先端技術のかたまりです。大きな鉄のかたまりに見えますが、優秀なエンジニアの人達が設計した精密機器のようなもので、翼や機体、エンジンや通信機器、コクピットの計器等、非常にデリケートな機器で構成されています。メカや乗り物が好きな人ならきっと勉強していて興味が尽きないことでしょう。もちろん、ジェット旅客機は通常自分で買えるような金額ではありません。少なくとも10億円単位です。そんな乗り物を自分の手で操り空を飛べるのです。

二点ほど私が感じているエアラインパイロットの魅力を書いてみましたが、他にもやりがいや楽しいこと、恵まれている環境がたくさんあります。それについては、次回以降お伝えしていこうと思います。

 

”労働なくしては、人生はことごとく腐ってしまう。だが、魂なき労働は、

人生を窒息死させてしまう。”

- アルベール・カミュ - (フランスの小説家、ノーベル文学賞受賞)

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作成者: becomeapilot

日系大手エアラインパイロット。
小学校の頃に家族旅行で飛行機に乗って以来パイロットの仕事に憧れてきました。
航空大学校を卒業後に就職。
国内線・国際線に乗務し世界を楽しく飛び回っています。

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