全世界に広がるコロナウイルスの影響で、航空会社は未曾有の危機に直面しています。パイロットももちろんその影響を受けています。一部では年収が3割ダウンしたという報道がされています。実際の影響と、年収を含めたパイロットの今後について考えてみます。

全世界に広がるコロナウイルスの影響で、航空会社は未曾有の危機に直面しています。パイロットももちろんその影響を受けています。一部では年収が3割ダウンしたという報道がされています。実際の影響と、年収を含めたパイロットの今後について考えてみます。
パイロットは比較的安定して高収入を得られる職業です。では、パイロットになれば金持ち父さんになれるでしょうか。
コロナウイルスの影響により社会は大きな影響を受けています。
世界各国で渡航制限や入国制限が広がり、3月には日本も外務省が全世界への渡航自粛を要請しました。世界では4月現在、経営破綻する航空会社も出てきており、航空業界全体が苦境に立たされています。そんな中、パイロットへの影響を技量維持の観点から考えてみたいと思います。
巡航高度に到達した飛行機は巡航速度での飛行に移ります。
飛行機の空中での速度はほぼ同じですが、上空の風は時速300km/hを超える風が吹く場所もあり、追い風を受けて飛ぶ場合と向かい風に抗って飛ぶ場合でも所要時間は大きく変わります。
パイロットが空港でキャリーケースを何個も転がしながら移動しているのを見かけた事があると思います。たいていはフライトに使用する道具が入ったフライトバッグと、宿泊用の個人的な荷物を入れたスーツケースです。パイロットのフライトバッグの中には何が入っているのでしょうか。
飛行機は空港のあるターミナルエリアを出ると航空路へ会合するために上昇していきます。通常、旅客機の巡航高度は29000ftから41000ftです。
前回は夜の空港を彩る灯火の種類や意味についてご紹介しました。それぞれのライトの意味が分かると見ていて面白いものです。飛行機の窓側に座ってパイロットの気分になってみてください。
今回は空港の標識・サインについてご紹介します。
ここ最近、パイロットが乗務前にアルコールを摂取し、基準値を超えた状態で乗務しようとした事が話題になっています。乗務前のアルコール検査で検知できたものの便の遅延に至った事例や、検査をすり抜けて乗務しようとしイギリス当局に拘束される事態にも発展しています。多くの人命・財産を預かるパイロットが飲酒運転をする事は決して許される事ではないと思います。
多くの報道で事態の詳細や分析がなされていますが、同じような分析は他に多いので、ここでは少し違った視点からこの問題について考えてみたいと思います。
ジェット旅客機の離陸速度はF1レーシングカーの最高時速並みです。例えばボーイング787型ジェット旅客機の離陸時の速度は時速300㎞、機体の重量は250トンに達する時がありますが、実は離陸時のスピードは毎回違います。パイロットはその便の状況を考慮して離陸時の速度を計算し、安全を確保しています。ジェット旅客機の離陸時の速度や種類はどんなものがあるかご紹介いたします。
夜間の空港に行くと、きらびやかな灯火・ライトが何種類も設置されており、魅力的な夜景に一役買っています。また昼間でも一般道路とは違った標識が多数設置されており、空港の安全性を高めています。
これらの灯火や標識には当然一つ一つ意味があり、国際的に統一されています。
飛行機に乗った時に、窓から見える標識や灯火の意味が分かれば、空の旅も更に面白くなるのではないでしょうか。是非窓側の座席に座ってパイロット気分を味わってみてください。